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ドラマケーション

 ドラマケーションとは

「ドラマケーション」とはドラマ(演技・演劇)とコミュニケーションを組み合わせた造語です。文部科学省委託事業である「コミュニケーション能力と表現力を高める演技・演劇による自己開発プログラム」により研究開発された「演技の基礎的なメニューを取り入れた体験型ノンバーバルメソッド」の名称です。「ドラマケーション普及センター」が全国に発信し推進しています。

「いつでも」「どこでも」「だれでも」「たのしく」をモットーに、「遊びの要素をふんだんに含み、やさしく体験できる」ように考えられました。それは4つの段階ないしは4つの要素で構成されています。

画像:ドラマケーションの4つの構成要素 1、仲間を作る

 2、日常で忘れられた五感の覚醒させることで自分を再確認する

 3、相手との関わりの中でコミュニケーション能力を養う

 4、自分の感じたことを、外に向かって表現する

 当会で行うドラマワークショップやコミュニケーションゲームは、このドラマケーションの方法論(メソッド)を取り入れています。

 同センターのホームページより、以下、「効果」「活用場面」「メニューの4つのカテゴリー」の順でご紹介します。詳しくは右の関連リンクよりご覧ください。

 

 ドラマケーションの効果

「遊び」は、人を「解放(リラックス)」し、物事に「集中」させ、「周りを感じる」力を持っています。また、楽しさを感じると、心も体も自由に活き活きと解放され、普段忘れていたさまざまな感覚(五感)がよみがえってきます。
そうして自分という存在に「気づき」、他者の存在に気づき、他者と自分との関係のなかでアイデンティティー(自己)の確立がなされるのです。
自己確立のできている人は、他人とのコミュニケーションも円滑になり、目的意識を持って積極的に社会と向き合うようになるのです。

「人と人」とが触れ合う「心と心」が交わる体験をすると、他者に対する「思いやり」が生まれ、肉体的にも精神的にも簡単に相手を傷つけようとはしなくなります。子供たちばかりでなく、大人の世界でも頻発している「いじめ」や信じられない「傷害事件」は、起こりにくくなります。

 

 ドラマケーションのさまざまな活用場面

【学校・教育分野】

<教室で>

・1年生のクラスの交流に取り入れると、スムーズにクラスの一体感が生まれる。

・ 授業の始まりに取り入れると生徒が集中するようになる。
・「いじめ」「ひきこもり」などの不登校対策に。

・将来の目的意識を持たせるニート対策に。
<教職員の研修に>

・子供たちとコミュニケーションを取るのが苦手な先生のために。

・魅力的な授業をするために。

特別支援学級の授業に

・子供たちの心が開くように。

<PTAの会合で>

・PTAの初めての会合など、なごやかな場作りに。
・先生とPTAの交流に。

・親と子どもの交流に。

【医療・福祉分野】

・患者さん・利用者さんの心のケアーに。

・部署の違う看護師との交流に。

・看護学校の授業の中に。

・ヘルパーの心のケアーと研修に。

【会社】

・上司や部下、仲間との職場の人間関係づくりに。

・新人研修で、コミュニケーションがとれ、目的意識を持った積極的な人材育成に。

【就活・キャリア教育】

・リラックスした心と、しっかりとした自己アピールが面接力をアップさせる就職講座に。

・大学のキャリア教育に。

【会合やパーティーで】

・見知らぬ人たちの集まる会合やパーティーで、なんとも気づまりな雰囲気を即座に和らげます。

 

 ドラマケーションの4つのカテゴリー

4つの構成要素の目的に応じて4つのカテゴリーのメニューが用意されています。

A.仲良くなる(関係を作る)
初めて会ったときは誰でも緊張します。心と身体をリラックスさせ他者を受け入れる状態を作ります。
<例>仲間集め、ガッチャン、ジップ・ザップ

B.からだを感じる(五感の覚醒)
自分のことを知っていないと、コミュニケーションはとれません。いろいろな感覚を呼び覚まし自分に気づいていきます。
<例> 主人と従者、背合わせ、カウント・ダウン

C.コミュニケーションを楽しむ
相手と関わることによって感じる気持ちの変化をしっかりと味わいます。
<例> 手裏剣合戦、人間と鏡、イエスマン・ノーマン

D.表現を楽しむ
相手とのコンタクトが取れると、自分をよく知ってもらうための自己表現が必要になります。また、他者との共同作業の大切さも表現を通して感じていきます。
<例>ワンタッチオブジェ、頭取り、粘土人形

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